走ることが大好きな方のためのお店。インプレッサWRX、BMW Mモデルのチューニング&メンテナンスが主業務。ラリードライバー小西重幸主宰。ラリー参戦やサーキットの走行サポートおよびそれら競技車両の製作を行う。オリジナルサスペンションの開発・販売事業あり。特に特注セッティングのサスペンションを得意とする。エンジン部門ではスバルWRX用のEJ20エンジンのオーバーホールを得意とし、純正再現をコンセプトとしたリビルトエンジンを販売する。
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E90,335のサスペンション交換です。
何がすごいって・・うちにて初のE90後期型。10月に納車されたばかりの新車だとか。。
すこし緊張しますね(笑)

弊社オリジナルサスペンションキットを装着するのですが、ワインディングをガンガン走りたいというオーナー様の意向で、標準の固めのスプリング仕様のままいきます。

135もそうでしたが、とても難しいクルマです。
重量車といえばそうですが、でも前後バランスがいいので前重量は見た目ほどでもないし・・でもストラットのデザイン上、ものすごくショックの容量(ストローク、ピストン径、オイル量)を確保しにくいんですね。
とにかく、高速での荒れた路面で十分なパフォーマンスを確保しにくい車です。そうなると、しかたがなく少々固めのスプリングを組み合わせるという構図・・ラリーカーみたいに別タンク式にすればいいのですが、そうなるとコストはびっくりするほどのものになってしまいますし・・。BMWはE30に始まって、モデルごとに、サスペンション容量が厳しくなります。クルマの重量も性能も上がっていくのに反比例して・・これだけは困ります。

さて、今回は、オリジナルのリアピロロワーマウントを装着しました(写真)
写真はリアのロワーアームを上から覗き込むように撮影したものです。このロワーマウントは、通常よくあるショックのアッパーマウントを逆さまにしてロワーアーム内に装着したものといえばわかりやすいでしょうか・・。

E90系.E82系のリアショックは上も下も“柔らか武装”。乗り心地のマイルドさや静粛性を重視したんだと思いますが、車高をさげて固めにしたショートストローク仕様だと、この上下のやわらかさが命取り。固めのバネだとショックの動きなんか30mmくらいなのに、そのうち3分の1くらいは、ショックの減衰が発生せずにゴムが動いているイメージです。継ぎ目やら細かなうねりはショックが仕事をあまりしない状況に陥り、乗っているとうねりに翻弄された不快なピッチが発生してしまいます。減衰とバネのマッチングも大事ですが、まずはショックをちゃんと機能させることからです。スポーツ足の基本。
まえから作りたかったパーツのひとつがやっと実現しました。

すでに製品化していますが、今回の装着でわずかな設計変更が必要だったので、今後の量産には生かします。ちなみに、アッパーのマウントもセットなのが弊社製品の売りです!(←PR・・)
bmw335-sus1.JPG bmw335-sus3.JPG

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