MINI R53用 “ピロ”ダイレクトハンドリングパーツ~新作パーツ
2012 / 04 / 04 ( Wed )
A/m/s流、走り系モディファイの基本は、
この3つのコンセプトをしっかりとモノにするパーツのラインナップを考えて、
早い話が、フロントのピロボールブッシュです。 過去から現在に至るまでサスペンションアームのブッシュ類をピロ化するのはセオリー中のセオリーともいえますが、弊社のインプレッサやBMWでの経験と同じく、アーム支持点をオフセットさせて変えることでハンドリングも変えるようにしています。 今回のパーツも、ピロボールブッシュに置き換えるだけでなく、そのオフセットでキャスターを変更させることにより、コーナリングのハンドリングを変えています。正確に言えばアンチリフト性を改善しているんです。 BMW用もそうですが、この“オフセットしたピロハウジング”というのがこれまた面白く、車体に取り付けるブラケットに圧入する際に位置決めを任意に選択することで、キャスターの量も任意に選択可能!という副産物がついてきます。今回のうちのテスト車には0.75度のキャスターが増すように装着してみました。(最大では1.2度ほど) さて、その結果やいかに・・・
いや!これほどの効果とは思いませんでした・・。 アンチリフト性も変わったこともあるでしょう。そのダイレクトなハンドリング(どちらかといえばオーバーステア気味なくらい)レスポンスとラインのトレース性は、“車格”が1つも2つも上がったようです(簡単言えば、上級スポーツカー!?) 装着してひとたび走り出すだけで、それははっきりと体感できます 。テスト車はまだノーマルサスペンションなのですが、狭いラリーターマックのような場所でも、自信を持ってコーナーに飛び込んでいける緻密さをもつハンドリングになってしまいました。もちろんその後のトレースも、“探りながら”なんて言葉とは無縁なほどぐいぐいアクセルをあけていきたくなります。それくらいしっかりしているってことですね。変なハナシ、ノーマルショックでもまったくOKかもっていうくらいです^^
MINIはコンパクトカーの割りにフロントはもちろんのこと、リアのサスペンション設計についても、上級車種とおなじコンセプトとクオリティで作られているために、コーナリング接地性とその安定性は相当なものです。・・・ということで、リアのピロボールリンクも同時にナインナップしてしまいます! ちなみに、ピロボールブッシュは、硬くて乗り心地が悪化するのでは?なんて思われることもあるようですが、むしろ逆です!サスペンションのリンク類が設計どおりスムーズに動くようになるのでむしろ、シャープになりつつ、サスペンションはよく動くようになります。導入に際して恐れるにたらず!です。
まあ、ちょっとした問題があるとすれば・・・交換がやたら大変ってことでしょうか。
あ・・ちなみに、純正のランフラットタイヤはまったくもって×です。ハイグリップにせよ、スポーツタイプにせよ、まずは普通のタイヤに変えましょう!(弊社テスト車両は外径ワンサイズアップ)
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